子供を亡くした悲しみに耐える日々

2017年3月23日、もぅ2度と目覚めることのなかった朝、あまりにも突然で、さよならさえ言えなかった。逢いたい、寂しい、消えない悲しみ
重度の脳性麻痺、障害児となった息子の8年11ヶ月の日々

子供は親を選んで生まれてくる

ずっと男の子が欲しくて、やっと出来た男の子。あの時は凄く嬉しかったなぁ〜

1番目は女の子。この子は3番目の子供、2番目の子供は産み分け方をして100%じゃないけど本当に男の子が欲しくて。。結果、女の子。

正直ガッカリしたのを覚えてる。

でも今思えば女の子でも男の子でも元気に産まれて育ってくれさえすれば、それだけでいい。

それだけで良かった。

胎児の体重がなかなか増えず未熟児だった。

産まれてからも体重がなかなか増えず先に私だけ退院。

子供はまだ保育器の中。毎日、毎日、病院に逢いに見に行ってた。

3日後だろうか4日後だっただろうか、誰だか分からなかったけれども夢の中で誰かが裸で身体に心電図を付けている変な夢を見た!

変な夢だったなぁ〜って気にもしなかったが病院に行き何だか子供が元気がないなぁ。。でも病院だから心配することはない。そう思ってた。

次の日の朝、産婦人科から電話があり具合が悪くて病院を移りましたと。。

慌てて病院に行き姿を見たら愕然とした。

夢と同じ光景。

検査結果は新生児細菌性髄膜炎。

かなり重症で危ないと、涙より自分を責めた。

夢で見てるのに何故気づいてあげることが出来なかったのか!元気がないことにも気づいてたのに。

母親失格、母親ならば病院だから安心ということじゃなく感じたことを病院に言ってたら、こんな事にはならなかったかも知れないと。

こんな、のんびりな母親を選んで、助けて!って叫びの夢だったのか、子供は自分で親を決めて自分の運命を分かって産まれてくるのだと聞いたことがある。

僕こうなるから悲しまないでね!って意味の夢だったのか。。

どちらにしても私を選ばなかったら障害もなく普通に成長してたのかも知れないと。。

でも何かを伝えるために私の元へ産まれてきてくれた。

この子は私を選んで産まれてきてくれたとを忘れない。

あの夢には意味があったから。でも答えが見つからない。

分かってるのはあの時、危ないと言われたのに頑張って生きてくれた。

私を選んでくれて8年11ヶ月、障害が残りながらも本当に元気で一緒に生きてくれた。

それなのに。。。